「暗号資産を持っているだけじゃもったいない」、「USDTステーキングはやっているけど、もう少し利益狙いに行きたい」と思っている方向けの記事になります。上記のような悩みを持っている方にまさにぴったりなのが、「流動性マイニング」です。
これは、取引所に仮想通貨を預けることで、その取引に流動性を提供し、報酬を得る仕組み。ステーキングと似ていますが、報酬の種類やリスクが異なります。
この記事では、流動性マイニングの仕組み・始め方・注意点まで初心者にもわかりやすく解説します。
Bybitの流動性マイニングとは?
Bybitの流動性マイニングとは、2種類の暗号資産をペアで預け入れることで報酬を得る仕組みです。
利用者はBybitの流動性プールに資金を提供し、その対価として取引手数料の一部を報酬として受け取ります。
仕組みを簡単に説明
- 例:ETHとUSDTのペアを流動性プールに預け入れる
- 誰かがETH/USDT間で取引する
- 流動性を提供した人がその取引手数料の一部を報酬として受け取る
この行為は「流動性を提供する」と呼ばれ、提供者はUSDTやUSDCなどで報酬を受け取ることができます。
ダメか…理解できなかったか….もっと噛み砕いて、説明します。👇
従来の取引では、「ETHを売ってUSDTにしたい人」は、「USDTを売ってETHを手に入れたい人」がいなければ取引は成立しません。交換相手がいなければ、そもそも交換が成立しないというのは、古代の物々交換の時からの原理原則ですね。
この、交換のしやすさのことを流動性といいます。
- 流動性が高い=交換しやすい=取引が成立しやすい
- 流動性が低い=交換しにくい=取引が成立しにくい
売りたいときに、いつでもトークンを買ったり、売ったりするためには、流動性が高い方がいいというのは、イメージが付くでしょうか?まあ、分からなくても、Web3金融の世界では、流動性は高い方が良いと考えておいてください。
流動性を高くするには、第三者が一定量のETHとUSDTを市場に預け入れておけばいい(プールと呼びます)と賢い人は考え付いたのです。これによって、トークンを交換したい人は、元々預け入れられているプール内のETHとUSDTから、交換できるため取引はスムーズになります。
このように、第三者が2種類の暗号資産を預け入れる行為を「流動性を供給する」と表現します。
もちろんただ暗号資産を預けた人は、リスクを背負って、提供しているため、その見返りに取引所から報酬を受け取れます。
つまり「流動性を供給することで、手数料をマイニング(掘る)する仕組み」なので、流動性マイニングと呼びます。
小額からでも試せるので、勉強として試しに運用したい方は、以下のBybitリンクからどうぞ。
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ステーキングとの違い
比較項目 | 流動性マイニング | ステーキング |
---|---|---|
預ける資産の数 | 2種類の暗号資産(例:ETH+USDT) | 1種類のみ(例:ETHだけ) |
利回り | 高い(1~70%程度) | 安定・中程度(5%前後) |
報酬の内容 | USDTやUSDC(基本はステーブルコイン) | 預け入れた暗号資産そのもの(例:ETHならETH) |
レバレッジの有無 | 最大10倍まで可能(Bybit) | 不可 |
🔦重要ポイント
ただし、Bybitでは、USDT/ETHのようなペアであっても、どちらか片方のトークンを預けると、自動で分割してくれるという大変便利な仕組みとなっているので、わざわざ取引所で別々のトークンを用意するという面倒な作業は必要ないのが、メリットです。イールドファーミングやステーキングとの違いをもっと知りたい方は以下をご覧ください。
イールドファーミングについてもっと知りたい方は、PendleというDefiサービスについての記事を読んでみてください。
流動性マイニングは高リスク・高リターンなの?
よく、流動性マイニングは高リスク・高リターンなのかという質問がありますが、様々な通貨ペアがある中で、このように投資手法を一括りにして危ないと結論付けてしまうのは、短絡的なように感じます。たしかに、レバレッジをかけて流動性マイニングをしている場合、通貨の価値が下がってしまうと、強制決済(ロスカット)という、元本がすべて消滅してしまう仕組みがある点は、怖いですね。
ただ、流動性マイニングも、仕組みと、レバレッジの強制決済(ロスカット)価格を、事前に注意して確認しておくことで、損失を防げると考えています。自分は今回、USDT/ETHの組み合わせなら、安全と判断しました。そもそもですが、レバレッジをかけないで、流動性提供もできるので、以下はレバレッジをかけて、流動性提供したい人向けです。
話を戻しますと、安全と考える理由としては、ETH/USDTは安定している、かつ、ETH自体が直近20~25万円以下を割っていないことから、これ以下に下がるという可能性はほぼないのではないかと考えているためです。なので、ロスカットラインが25万円以上にならないようにすれば、ロスカット発生の可能性を最大限下げられるなと思っています。ロスカットをどのように設定していくべきなのか、レバレッジを何倍にするのかという説明については、次の章で述べていきます。👇
100 USDT × 5倍 のときのロスカットラインは?
Bybitの公式ルールによると、強制決済価格は次の式で出します。

- それぞれの意味
- V = 自分の元本(=100 USDT)
- M = 提供する流動性(=100 × 5 = 500 USDT)
- P = 交換手数料(これは相場で変動。たとえば今 1 ETH = 2,556 USDT【約36万円*】 だと仮定)※2025/05/24時点
- 実際の計算式

- 結論
- 元本100 USDTで、5倍のレバレッジをかけた場合、
- ETH価格が 約1717 USDT を下回ると強制決済(ロスカット)が発動する計算になります。
- ETHが2,556USDT → 2,016USDT(=約33%下落)でロスカットになります。
- 個人的に考えるべきだと思うポイント
- 今後半年で、ここまでは下がらないだろうなというETH価格の見立てを立てる。
- レバレッジが上がるほど、現在の通貨価格が少し変わっただけでロスカットに近づくので要注意。レバレッジ10倍なら、ロスカットは、2,100USDT(=31万円)くらいまで上がるイメージ
- 通貨ペアでどちらかは安定した価格推移のペアを選ぶと、通貨価値下落による損失を見積もるのが楽。
- 今回だと、USDTの価格はほぼ変わらないと考えてよいので、通貨価値の下落は、ETHのみでよかったというなイメージ
- 今後半年で、ここまでは下がらないだろうなというETH価格の見立てを立てる。
📈 利回りの計算方法
ロスカットの懸念やインパーマネントロス(通貨価値の変動による損失)などの、みんなが気になる懸念点を払拭したところで、では、どれくらい稼げるんかというお話ですな。Bybit公式が出している数式はあるんですが、Bybitには利回りシミュレーションという大変便利なものがありまして、その結果を見せた方が早いですね。
利回り = (自分の流動性 ÷ プールの総額) × プールの合計報酬
試しに100USDTを預けた場合の、損益見積もりをしてみました。2年放置しておけば、57ドル増える!!1年なら、30ドルくらいでした。個人的には、今後、ETH価格が25万円切らなさそうと思うので、レバレッジ5倍にします。怖い人は、リスクヘッジで、ロスカット価格20万円、レバレッジ4倍くらいになるように設定するのが良いかと思います。

もし、Bybitで簡単なシミュレーションを確認したいなら、以下のリンクから、ぜひ開設してみてください。Bybitの取引所は、国内取引所と比べて、断然使いやすくて、手数料も低いし、キャンペーンも多いので、いいこと尽くしです。(※シミュレーションはPCからのみしか使えません)
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おすすめ通貨ペア
先ほども言った通り、インパーマネントロスを考慮する際に、片方の通貨のみのことしか考えなくて済むので、ステーブルコインペア(例:USDT/USDC)がおすすめ。ステーブルは、価格変動リスクも低く初心者におすすめ。

まとめ
Bybitの流動性マイニングは、2種類の暗号資産を預けて報酬を得る仕組みです。
安定を取るならステーキング、高利回りを狙うなら流動性マイニングという知識が跳梁跋扈していますが、ステーブルとのペアを選択し、しっかりロスカット価格を見極めて、レバレッジを効かせれば、ステーキング運用よりも断然稼げる運用となること間違いなしです。
Bybitのお得な特典も一緒にゲットしちゃいましょう。
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